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農薬とトレーサビリティ

最近トレーサビリティという言葉を聞きますが、2010年までにはわれわれの作っている野菜ばかりでなく食肉などの生産履歴が全部わかるようにしようというものです。そこで今月はそれを取り上げてみました

生産履歴を書き込み、閲覧できるシステムが安全性を高める      私たちの暮らしと農薬[トレーサビリティ]

農水省 トレーサビリティ関係HP http://www.maff.go.jp/trace/top.htm

 Q近頃よく耳にする「トレーサビリティ」とはどのようなことをするのですか。

Aレーサビリティ(Traceability)は、もともとは技術用語で「追跡可能性」と訳されます。食のトレーサビリティという場合は、「生産履歴の遡及・確認性」を意味し、その農作物をどこの産地で、誰が、どのようにして生産したかを、消費者が遡って追跡し確認できることをいいます。また反対に生産者が消費者に向けて追跡できる双方向性も重要とされています。
 政府も新しいe-Japan戦略の素案で、「2010年までにあらゆる食品のトレーサビリティを実現する」という目標を掲げています。
 JA全農では、トレーサビリティの基本となる、土づくりから始まり、品種、肥料、農薬、生育過程などの生産履歴を記帳する運動を進めています。

Q トレーサビリティとは具体的にどのようなことをするのですか。

 Aトレーサビリティ(Traceability)は、もともとは技術用語で「追跡可能性」と訳されます。食のトレーサビリティという場合は、「生産履歴の遡及・確認性」を意味し、その農作物をどこの産地で、誰が、どのようにして生産したかを、消費者が遡って追跡し確認できることをいいます。また、反対に生産者が消費者に向けて追跡できる双方向性も重要とされています。

 トレーサビリティに注目が集まったのは、2000年夏の雪印乳業食中毒事件や2001年のBSE感染牛の問題からです。トレーサビリティには、(1)それぞれの農産物の流通、生産過程を遡って、使われた原材料や資材を特定する仕組み(2)使われた原材料や資材が安全性に問題がないものであることを証明する仕組みが必要になります。そして、生産履歴がきちんと管理され、その情報の消費者が自由にアクセスできることが重要です。政府も新しいe-Japan戦略の素案で、「2010年までにあらゆる食品のトレーサビリティを実現する」という目標を掲げています。

 すでに、牛肉では、大手スーパーが当日販売する牛肉のパック一つ一つに識別番号を記載しており、番号をそのスーパーのホームページ上で入力すると、BSE検査合格証や、生産地や与えた飼料などの情報が得られる仕組みを作っています。このような動きは食肉加工会社や食品会社にも広がり、牛肉のほかベビーフードやマヨネーズ、野菜、牛乳などで一部導入され、店頭の端末で生産履歴を知ることができるスーパーもあります。また、生産者と卸、小売り業者が提携し、バーコードやIDタグ、ICカードを使い、インターネットや携帯電話を利用し、生産履歴、さらには流通、加工経路の検索を可能にするシステムの実証試験がおこなわれています。大規模産地では農協独自でシステム作りを進めるところも出ています。

トレーサビリティにも対応したソフト http://www.sorimachi.co.jp/products_nougyou/index.shtml

農業日誌V6プラス   定価63,000円 DOS版のころから使ってきた農業日誌がバージョンアップしました。

 


 

 

・営農の基本はスケジュール管理
作業時間や資材の投下量など、営農にかかわる大切な情報はカレンダーで確認。予定と実績が色分けで表示されるので、ひと目で確認できます。


 

 

・作業日誌できめ細かく作業管理
天気、作業内容、労働時間、機械稼働時間、資材投下量など、毎日の作業記録がきめ細かく行えるため、理想的な作業管理を実現。このデータをもとに、「作業日誌集計」や「栽培履歴書」を作成することができます。入力方式は、作業日誌方式と栽培履歴方式の2タイプ。入力項目は自由に変更できるので、必要な情報だけを一覧できます。

 

・作業集計
作業日誌で入力された情報を集計し、表やグラフを作成・印刷します。免税特典を受ける際に必要な免税軽油実績表の印刷も可能です。

 

 

・携帯電話でのモバイル入力が可能
作業中に携帯電話から作業日誌を入力することが可能。帰宅後や週末に自宅のパソコンからAGRI8サーバに接続し、蓄積されたデータの取り込みを行うことができます。
ソリマチクラブ(農業日誌)会員への入会が必要です。

 

・多彩な形態の販売管理に対応 
今までの「販売王 for アグリビジネス」の機能をそのまま統合し、JA、市場、卸売、産直など、あらゆる販売形態に対応。作業日誌のデータをもとに「受注商品発送請求書発行入金」という一連の流れを効率的に管理します。売上・入金データを簡単に農業簿記に転送できますので、同じ取引を二度入力する必要はありません。宅配便送り状

 

 

 

 


 

 

・日給や時給の計算もかんたん
作業日誌の入力データから、日給と時給(1分単位で計算)の給与計算を行うことが可能。計算結果は給与支払明細書として印刷することができます。

 


 

 

・気象、栽培管理の記録をサポート
降水量、日射量などの気象項目を任意に設定し、気象情報の記録と時系列集計が行えます。この情報は、「作業日誌集計」、「農程管理」で集計結果とあわせて参照することができます。

・トレーサビリティ対策も万全 
作業日誌の入力データをもとに、出荷伝票、売上伝票から栽培履歴書を出力することができ、栽培履歴書は出荷ごとに変更が可能。出荷時にどのような農薬を使ったかなどの栽培履歴書を添付することができるので、生産物の信頼性・安全性を高めるトレーサビリティ対策も万全です。


 

 

・文字と写真で農事メモを記録
メモファイルは、インターネットでの送信やフロッピーディスクへの記録が可能。病虫害の写真やコメントを営農指導機関へ送信して判断を仰ぎたい際や、消費者や市場関係者に栽培状況を知らせる際に便利です。

の印刷から請求書発行、売掛残高管理までミスなく行え、売上伝票・出荷伝票画面から、農産物ごとの栽培履歴の印刷も可能です。

編集後記 農薬の使用についてもさまざまな規制がかかってきました。パソコンを有効に活用しましょう。簿記と作業日誌ソフトは必須ですね。(こば)

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